2023/08/30
毎月第4日曜日は社内の勉強会を実施しております。
社員のレベルアップの場としてトレーナーとしての知識、技術の向上だけでなくビジネスに対しての学び、人として成長の為に行っております。
そして今回は新しく入社したスタッフの指導試験を行いました。
まだ現場に立てるレベルではない為、最低限一人でも指導できるために行う確認となります。
項目は指導の流れ、声掛け、コミュニケーション、フォームチェック、修正などがあります。
一度指導確認はしていてそこで課題、修正点を出しているのでそこをどう改善出来ているのか楽しみでしたが結果は残念ながらまだ一人で指導できるレベルには達しておりませんでした。
しかし私が見ている部分は当然上記の内容が一定水準まで達していなければいけないのですがそれ以上に重視しているのが前回のチェックからの伸び率にあります。
前回確認した時は当然よくないのはわかったうえで見ているのでそこから本人がどれだけ努力をしてきたか、修正してきたかを一番見ていました。
指導レベルでいうと確かに一定水準には達していなかったのですが、前回からの改善率でみると頑張ってきた、ちゃんと取り組んできたという姿勢は見ることが出来ました。
この点は非常に評価する部分であります。
例えば前回が70点で今回が75点だと前回からの伸び率はさほど変わらず、恐らくそこに向けて努力をした、向き合ったかというと正直疑問が残ります。
しかし今回のように30点だったのが60点であればかなり頑張ってきたのではないかとみることが出来ます。
という事はこの人はちゃんと努力をする人、取り組んでいける人だという評価をすることが出来ます。
結果は残念だったけどもそこに向き合う姿勢は十分に評価に値します。
私は結果良ければすべてよし、結果が良ければなんでもいいという見方はしていません。
当然結果は重要視しますがそれと同様に結果にたどり着くまでのプロセスも重要視しています。
結果良ければすべてよし、結果が良ければなんでもいいというのはそこに至るまでのプロセスがわからない、適当に取り組んだけど良かったでは再現性がでない、その時その時で変わってしまう、という事はたまたまうまくいっただけという事になるので結果が安定しない、運による要素が強くなってしまいます。
正しいプロセスを踏めば正しい結果が出るはずなのです。
しっかりとしたプロセスを踏んでも結果が出ない場合はそのプロセスに何か問題があるはずなのです。
ということは結果が出なければなんで出ないんだではなく、そのプロセスを変える、見直すことが出来るので改善が可能になります。
これを繰り返すことで正しい結果に結びついてくるのです。
結果が出ない、うまくいかない、やりたいことができないという方は必ずそこに向けてのプロセスが間違っている可能性があります。
【物事に失敗という事はなくそれは成功するためのプロセスなのである】
結果が出ないと落ち込んでいる暇があるなら改善のための行動をしましょう。